小学校卒業式 PTA会長挨拶 全文

卒業生のみなさん 卒業おめでとうございます。

また、卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、おめでとうございます

小さい体にランドセルを背負ったお二人の入学式の様子を今でも覚えています。
あれから6年経つんですね、
しっかりと勉強できましたか? 
楽しい6年間でしたか? 

毎年の9月の運動会で組体操や一輪車に懸命に取り組む姿に、
いつもその成長を感じていました。
カメラを抱えたまま、感動で何度も涙しました。
6年間本当に大きく成長しましたね。

みなさんが今日で卒業する小学校は、
ゲームに例えると、ステージ1の2をクリアしたくらいです。

この人生という名のゲームは難易度がハードモードしかありません。
あと、HPは少し増えた後減り始めますが、ライフは1しか無いので、
コンティニューもできませんし。
ライフがなくなるとゲームオーバーになります。
リセットすることもできませんし、
強くてニューゲームもありません。

中ボスはたくさんいますが、
ラスボスがいないので、クリア条件がはっきりしません。

みなさんは、この人生という名のゲームの次のステージに向かうことになります。

みなさんが学んできた知識や経験は、武器として戦う助けになるでしょう。
6年間、お互い自身や先生、家族に支えられて育んできた心は、
2人を守る盾となってくれるでしょう

これから中学校、高校と進んで磨いた知識や知恵を武器にして、
これから経験を糧にして更に鍛えて磨いていく心を盾にして、
自分の本当にやりたいことをしてください

僕達は少し先のステージで戦っているので、君たちを助けることはできません。
あなたの人生はあなた自身のものです。 
親のものでも家族のものでもなく、あなた自身のものなのです。
わがままといわれようが、ズルいといわれようが、
あなたの本当にしたいことを貫いてほしいと思っています。

みんさんに僕のすきな言葉を紹介します。

誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、
みんな仲良しで暮らしていければ楽でしょう。
しかし、もし、誇りある生き方を取り戻したいのなら、
見たくない現実を見なければならない。
深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない。
戦うということはそういうことだ。愚痴なら墓場で言えばいい。

人生は辛いことの連続で、素晴らしい瞬間なんでほんの一握りでです。
でも、その一握りの瞬間を最高のものにするために、
今を懸命に生きて準備をするのです。

2人の輝かしい未来を応援しています。

最後になりましたが、校長先生をはじめ、諸先生方、ならびに職員の皆様、
この2人の成長に関わっていただいた、すべての方に感謝いたします。

6年間、ほんとうに、ありがとうございました。

また、今日この学校を巣立つ2人が、
串小学校の卒業生としての誇りを持ってこれから大いに活躍されることを期待し、
お祝いの言葉とさせていただきます。