糧と枷

私事ですが、
平成30年4月21 日 祖母が永眠いたしました。
大正9年生まれ、享年97歳。

近親の葬儀は30年前の祖父以来で、わからないことも多かったですが、
22日に通夜、23日に葬儀を無事に終えました。

1ヶ月前ほどから経口摂食できなくなり、1週間程前から水分も取れなくなっていました。認知症のため7年程前から僕のことはわからなくなり、入院を経て特養に入居。その後2年ほどで永眠いたしました。

内孫の初孫としてとても可愛がってもらいましたし、多くのことを教えてもらいました。祖母の僕に対する口癖は「一を聞いて十を知れ」で、叩き込まれたこの言葉のおかげで、物事の原理原則や理論、本質に興味が向く性質を持つことが出来ました。

祖母に教えてもらった数多くの事々は、今でも「糧と枷」として、僕の支えとなっています。永眠から葬儀までの間に、目の前で起こる様々なことは、僕に多くのことを教えてくれました。最後まで、僕を導いてくれた祖母には感謝しかありません。

4才で養子となり、「おしん」を甘い。というほどの環境で過ごし、4人の子をもうけて、3人を育て上げ。6人の孫、13人のひ孫のほとんどが葬儀に集まりました。

1ヶ月ほど前に特養に面会に行った時に会ったのが最後となりました。

祖母の生涯が幸せであったかどうかを、僕が決めることは出来ませんが。祖母に教えられたことを次に伝えていこうと思います。

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